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2021.02.18

ダイエット

牛タンをダイエットに活かす方法をパーソナルトレーナーが教えます!

牛タンは写真をみても分かる様に脂質が多い部類なのでそのまま焼いて食べてもダイエットには向いていません。他の部位とは違って脂質を取り除き難いので、ノンフライヤーを使って焼き上げて頂きます。

この記事では牛タンをダイエットに取り入れる為の方法を現役のパーソナルトレーナーが解説させていただきます!

目次

  1. 1.牛タンのカロリー
  2. 2.消費カロリーの方が多ければ痩せる
  3. 3.脂質は1gあたり9㎉もある
  4. 4.ダイエットに効果的な栄養成分はあまり含まれていない
  5. 5.ノンフライヤーで脂質を80%カットして食べる
  6. 6.ノンフライヤーで焼くと1gあたり1㎉になる!!
  7. 7.美味しさレベルは低下する
  8. 8.ダイエットは一時的に行う修行と思え
  9. 9.1食で100~200gがベスト
  10. 10.痩せるコツは食事回数の分散
  11. 11.まとめ

牛タンのカロリー

牛タンは100gあたり約270㎉と高カロリーです。言わずもがなダイエット中は摂取カロリーをいかに抑えるかが成功の鍵になってくる為、100gで270㎉もある状態で食べるのはかなり大胆な行動でしょう。

脂身の塊とも言える牛ホルモンですが、実は牛タンとカロリーの差があまりありません。いかに牛タンが高カロリーであるかが分かると思います。

消費カロリーの方が多ければ痩せる

ダイエットで成功するには以下、2つの条件を満たせば誰でも必ず痩せます。

  • 1.摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多い
  • 2.適正量のたんぱく質を毎日摂取している

糖質制限ダイエット中の方は牛タンも同じ肉だからとバクバク食べてしまいがちですが、これは摂取カロリーが多くなってしまうので大変危険な行為です。客観的にみてダイエット中の人が牛ホルモンをバクバク食べていたら「本当にダイエットする気があるのか?」と疑問に思うでしょう。それと同等のことをしているのです。

1日に必要なたんぱく質量は↓のリンク先で詳しく解説していますが、概ね自分の体重に1.6gを掛けた分を摂取するといいです。(体重50kgの場合は80gが目安)

脂質は1gあたり9㎉もある

たんぱく質と炭水化物は1gあたり4㎉ですが、脂質は1gあたり9㎉もあります。食品のエネルギーの大半が脂質によって増減されているのです。つまり脂質を抑えることがダイエット成功の秘訣と言っても過言ではありません。

実際、高カロリーとして頭に思い浮かべる食品のほとんどが脂質が高い食べ物です。筆者はパーソナルトレーナーとしてローカーボ・ダイエット(糖質制限)ではなく、ローファット・ダイエット(脂質制限)を強く推奨しています。

ダイエットに効果的な栄養成分はあまり含まれていない

牛タンに関する栄養成分でダイエットに効果的だと言われるのがビタミンB1です。確かにビタミンB1は糖質や脂質の代謝を促してくれる栄養素ですが、牛タンに含まれるビタミンB1は肉類全体で見れば平均値の半分にも満たない量しか含まれていません。

ビタミンB1をはじめ牛タンに含まれる栄養素は他の肉類にも含まれており、牛タンならではの栄養素は一切ありません。

美味しいというのも大事な理由ですが、これを除外すれば牛タンをわざわざ選んで食べる行為がダイエットに繋がるとは到底思えないのです。

とはいえ筆者も牛タンを買って調理して食べます。頻度としては週1~2回程です。オススメの調理法をご紹介します。

ノンフライヤーで脂質を80%カットして食べる

ノンフライヤー(エアフライヤー)は油を使わずに揚げ物を作る調理器具ですが、構造としては200度の熱気を食べ物に当てて食べ物の脂質を燃やすオーブンに近い働きがあります。

つまり牛タンをセットしてスイッチを入れると牛タンの脂質を約80%カットした状態に仕上がります。

ノンフライヤーで焼くと1gあたり1㎉になる!!

100gあたりの牛タンは約270㎉もありますが、ノンフライヤーを使用することで100gあたり約107㎉まで減少します。これは脂質の大半が燃焼する為に大幅なカロリーカットが実現できるのです。

たんぱく質はそのままなので、100gの牛タンから17gのたんぱく質が摂取できます。しかもカロリーは約107㎉しかないので究極のダイエットフードとして完成します!

この食べ方はよくやっており、1週間継続するだけでほとんどの人に効果が表れます。ノンフライヤーは出だし当初は4~5万円もする高級品でしたが今ではその1/10の価格で買える様になりました。

様々なダイエット料理に凡庸することができるので本気でダイエットに挑戦する人は買っておいて損はないでしょう。

美味しさレベルは低下する

ただ焼肉屋の牛タンをイメージするとガッカリします。正直、不味いです。味付けを濃くして誤魔化していますが、そのままで食べるにはなかなか根気が必要です。

脂質と炭水化物の両方がほとんど含まれていない状態になるので味気が落ちるのは当然のことです。味付けも焼肉のタレではなくコショウとガーリックソルトを使用しましょう。

焼肉のタレは炭水化物と脂質両方含まれているケースが多く、元も子もない状態になってしまいます。コショウはダイエット効果のある成分ですし、カロリーは全くありません。ガーリックソルトも同様です。

ダイエットは一時的に行う修行と思え

大巨漢でもない限りダイエットは通常4~6ヶ月あれば事足ります。ボディビルダー達は年中質素な食生活をしていますが、一般的にはダイエット期間だけ我慢すればいいのです。ダイエットが成功したらカロリーにだけ気を付けて調整すればいい。一時的な食事制限くらい頑張って我慢しましょう。多少、味が落ちてもこれは修行だと思いましょう。

1食で100~200gがベスト

100gで約17gのたんぱく質が摂取できるので、体重50kgの人は1食で100gが理想中の理想です。1度に摂取するたんぱく質の量は、1日に摂取するたんぱく質量を6分割した量です。体重50kgだと1日80g必要なので、80÷6で13gぐらいです。

ただこれは食事回数を6回に増やした場合の量なので、どうしても1日3食が限界だという人は150~200gの摂取が理想的です。

痩せるコツは食事回数の分散

ダイエット成功の秘訣は、食事回数の分散です。1度に吸収できるたんぱく質量は決まっていて、それを超過したたんぱく質は全て脂肪に変わってしまいます。これを防ぐ為に、たんぱく質は小まめに分散して摂取しないといけません。

これをできる人は限られますが、かなり効果があるので週末だけでも是非トライしてみてください。

実際、ボディビルダーの多くは食事回数を6~8回に分けています。一方でお相撲さんは1日の食事回数を2回にすることで脂肪を蓄えています。

まとめ

  • 1.牛タンのカロリーは高い
  • 2.牛タンと牛ホルモンは、ほぼ同カロリー
  • 3.ビタミンB1はあまり含まれていない!
  • 4.ノンフライヤーを使ってカロリーオフ
  • 5.ノンフライヤーを使うと味は落ちる
  • 6.食事回数を分散させると痩せやすい

この記事を書いた人

Tom

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとして活動中。これまで述べ500名以上に指導を行う。運動によるダイエットではなく、食事改善によるダイエットが得意。無理な食事制限は行わず、“ラーメンが食べられるダイエット法”を確立。趣味は株式投資で、前職は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の営業マン