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2021.02.10

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朝バナナダイエット4つの特徴と炭水化物も多いけど痩せる謎を解説

オペラ歌手の森公美子さんがTVの企画で挑戦したバナナダイエット。かなり痩せて一時は空前のバナナブームが起こりました。バナナダイエットを筆頭に色々な食べ物をピックアップしたダイエット法が確立されたようにも感じます。

そんなバナナダイエットですが実は癖も多く、食べ方を間違えると太ってしまいます。なぜならバナナは単純糖質の果糖類に該当する為、直ぐにエネルギー(体脂肪)に変わってしまいます。

もともと森公美子さんはかなり肥満体型だった為、1食をバナナに置き換えることで1日の総カロリーが減ってダイエットに成功したのだと今では分析されています。

ではバナナダイエットは効果が無いのか?と思われますが、そうではありません。バナナダイエットはダイエット効果がとても高いですが、食べ方を間違えると太ってしまいます。その為、本記事では現役のパーソナルトレーナーがバナナダイエットの方法をご紹介します。

目次

  1. 1.朝バナナダイエットとは?
  2. 2.便通改善効果
  3. 3.腹持ちがよく、満腹感がある
  4. 4.低カロリーで低GI!
  5. 5.むくみ予防
  6. 6.炭水化物が多いけど大丈夫??
  7. 7.【注意】夜に食べると太るは本当!
  8. 8.オススメの食べ方
  9. 9.1度に2本以上食べると太る可能性が高い
  10. 10.まとめ
    1. 朝バナナダイエットとは?

      朝食をバナナ1本に置き換えるダイエット法です。

      朝は忙しく朝食を作る暇もない人や食欲が少ない人も多いことから人気に火がつきました。ダイエットにおいて朝食は必ず摂取しなければなりません。

      朝食を抜いて昼食に多く摂取すると太ってしまいます。理由は、就寝から昼食まで12時間以上も時間が空いている為、吸収率が高く、食べたもののほとんどを脂肪として取り組んでしまうからです。

      バナナは消化するまでに時間が掛かる為、吸収率を抑えることができます。更に低カロリーで体に必要な糖質も含まれている為に、朝に最適なダイエット食材です。

      便通改善効果

      バナナ100gに含まれる食物繊維は1.1gあり、レタス100gと同じ量の食物繊維が含まれています。バナナは2種類の食物繊維で構成されており、そのうちの1つである不溶性食物繊維は大便の材料にもなり、腸に刺激を与えて便通を促す作用があります。

      可食部100gあたりの食物繊維含有量
      引用:Dole

      朝食にバナナだけを食べることで前日に食べた食事の便を形成するきっかけにもなる為、朝バナナを食べるだけで便秘が改善された方も少なくありません。

      ダイエット成功の秘訣は以下の3つを毎日成功させることにあります。

      • 1.適正量のたんぱく質摂取
      • 2.適正量の食物繊維摂取
      • 3.腸内環境の調整

      バナナには2番と3番の効果が特に高いです。もちろんバナナだけでは食物繊維も腸内環境はよくならない為、野菜やヨーグルトなどと併用する必要があることは覚えておいてください。

      腹持ちがよく、満腹感がある

      不溶性食物繊維の特徴はもう1つあり、咀嚼回数を多くすることと満腹感が高いことにあります。バナナは腹持ちが良い為、1本で足りないかもしれないと思っても意外とお昼まで持つことが多いです。

      それでもお腹が空いた場合は、コンビニでも売られている蒟蒻ゼリーやミネラルウォーターを飲みましょう。蒟蒻ゼリーやミネラルウォーターには満腹感があります。

      更に効果を高めたい場合は事前に硬水を準備しておくといいでしょう。

      硬水には通常よりも多くのミネラルが含まれています。これも不溶性食物繊維と同じで便を形成する成分になります。より多くの不純物を体外に排出することができます。

      ハリウッドモデルや日本の女優さんも硬水か白湯を持ち歩いていることが多いです。TVで田中みな実さんが硬水のpH値にこだわっていることも話題になりました。

      通常売られている日本のミネラルウォーターは全て軟水です。硬水は大型スーパーかネットで購入ができます。

      ちなみに水はゼロカロリーではなく、マイナスカロリーです。冷たい水を飲むと体内で体温まで温める運動が働きます。そこには少量のエネルギーを使用する為、水は飲めば飲むほどカロリーを消費するマイナスカロリーになります。

      低カロリーで低GI!

      バナナ100gあたりに含まれるエネルギーは86㎉とかなり低カロリーです。更にGI値は47しかありません。GI値というのはグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で糖質の吸収レベルを示しています。

      簡単に例えると、GI値が高ければ高いほど太りやすく、低ければ低いほど太りにくい食品と言えます。

       カロリーGI値
      バナナ1本86㎉47
      ご飯1杯252㎉88
      食パン1枚208㎉95
      いちごジャム100g256㎉82
      さつまいも1本132㎉44

      常温で保存が効き、直ぐに食べられる朝食としてバナナほど優秀なダイエット食材はありません。

      パンにいちごジャムを塗るだけでラーメンよりも高カロリーになっていました。これを知ってしまうともういちごジャムを塗ったパンはなかなか食べにくいですね。

      むくみ予防

      バナナにはカリウムも豊富に含まれています。カリウムはナトリウム(塩分)を排出し、血圧を正常に保つ効果を持っています。むくみはナトリウムの過剰摂取によるものなので、むくみを予防する効果もあります。

      朝バナナを習慣化することでむくみを予防し、ダイエット成功に役立てることが期待できます。

      炭水化物が多いけど大丈夫??

      朝バナナをチャレンジしようと思って調べてみるも、バナナ1本に含まれる炭水化物の量が多くて止めたことがある人は少なくありません。実際にパーソナルトレーナーでもダイエット中にバナナを摂取することを制限する人もいます。

      バナナは果糖と言われる糖分に分類されます。果糖は単純糖質です。糖質制限ダイエットでは単純糖質を制限するダイエットなので確かに相性はよくありません。

      ですが朝食にバナナを1本だけ食べる程度であればあまり影響はないと思っています。理由としては以下の通りです。

      朝は1日のエネルギーを蓄える重要な時間

      朝食に摂取したバナナは、その日に活動するエネルギーとなります。しかも朝食を食べてからだらだらと過ごす人は少なく、直ぐに学校や会社に出掛ける人がほとんどです。果糖はすぐにエネルギーへと変わる為、朝に食べて直ぐ家を出る様な人には最高の相性となります。その時にバナナのエネルギーが消費される為、太ることには繋がりにくいと言えます。

      余分なエネルギーが脂肪に変わる

      そもそも脂肪になるのは使われなかったエネルギーが体脂肪へと蓄積され保管される為に増えます。バナナ1本程度であればカラダの成長やエネルギーに使用され備蓄にまわる程のエネルギーはありません。とはいえ、バナナと一緒にコーンフレークやパンなど他の食材を食べると太ってしまう可能性は極めて高いでしょう。

      この2つの理由から朝にバナナを1本食べるのは全くもって問題が無いといえます。単純糖質も全く摂取してはいけない訳では無いので、朝バナナダイエットは糖質制限ダイエット中の方も遠慮なく取り入れて良いダイエット法です。

      【注意】夜に食べると太るは本当!

      朝食ではなく、夕食をバナナ1本に置き換える方法は止めておきましょう。

      先ほども挙げたようにバナナは果糖です。後は寝るだけという夜にバナナを食べるのは大変危険です。

      夕食では複合糖質類を摂取すると更にダイエットの成功確率を上げることができます。

      複合糖質の代表例は少糖類の食品です。野菜大豆類に含まれる炭水化物のこと。納豆や豆腐などがオススメです。

      但し、食べた後にジョギングや筋力トレーニングなどの運動を行う場合は別です。筆者はよくゴールドジムで筋力トレーニングをしていますが、ゴールドジムにはカウンターにバナナが売られています。これは筋力トレーニング前にバナナを食べることで運動効率を高める効果がある為です。

      空腹で運動を行うよりも腹1~2分目程度で運動した方が効率はよく、入れるものとしては直ぐにエネルギーに変わる果糖類が最適と言えるのです。

      オススメの食べ方

      シンプルにそのまま食べるかバナナジュースにしてもOK!

      バナナ+低脂肪牛乳

      バナナジュースにする際はバナナと牛乳だけにしましょう。牛乳は高タンパク低脂質のものを選んでください。筆者がよく飲む牛乳をご紹介します。200mlで10gのたんぱく質を摂取できるのでとてもオススメです。

      「牛乳 たんぱく質10g」の画像検索結果
      引用:melos

      味は濃厚でクリーミーです。甘さが控えめなので、一般的な牛乳よりもこちらの方が美味しいと個人的に感じています。これは本当にオススメです!お近くのスーパーにあると思うので探してみてください。

      バナナ+ヨーグルト

      これもオススメです。冒頭でも少し解説しましたが、ダイエットを成功させるにはたんぱく質と食物繊維の他に腸内環境を整える必要があります。

      肥満体型の方はほぼ100%大腸内が悪環境です。悪玉菌だらけになっていると思うので、これを善玉菌に変えることが重要です。腸内環境を整えるだけで太り難く痩せやすい体質に変化します。

      更にヨーグルトは高タンパクのものとビフィズス菌が多いものをセットでブレンドしてフードプロセッサーなどでスムージにすると更にGOOD!

      腹持ちもアップするし、瘦せやすい体質ドリンクの出来上がりです。

      余談ですが、筆者はこの特性ドリンクをほぼ毎日飲んでいます。何年も飲んでいますが、食べたもの全てを便で出しているような感覚になるほどお通じは快調です。

      1度に2本以上食べると太る可能性が高い

      例え朝とはいえ、1度に2本以上食べるのは止めておきましょう。1日2本ではなく、1回の食事に2本です!

      2本以上食べてしまうとエネルギーが代謝されずに体脂肪へ備蓄されてしまいやすいです。どうしてもお腹が減る場合は冒頭で説明した蒟蒻ゼリーやミネラルウォーターまたは納豆などで代用しましょう。

      筆者は体重が100kg以上ありますが、バナナは1本で足ります。バナナは咀嚼回数が増える為、1本でも十分な満腹感があります。ここは慣れも必要なところでしょう。

      まとめ

      • 1.朝バナナは1本だけ
      • 2.朝以外では食べない
      • 3.朝に食べたらすぐに出掛ける(15分以内)
      • 4.お腹が減った時は蒟蒻ゼリーやミネラルウォーターで誤魔化す
      • 5.お昼は高タンパク中心の食べ物にすると更にGOOD!
      • 6.夜は大豆フレークを食べるとダイエット成功率は各段にアップする
      • 7.この1~6のまとめを実行すれば99.9%の人はダイエットに成功する

この記事を書いた人

Tom

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとして活動中。これまで述べ500名以上に指導を行う。運動によるダイエットではなく、食事改善によるダイエットが得意。無理な食事制限は行わず、“ラーメンが食べられるダイエット法”を確立。趣味は株式投資で、前職は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の営業マン